JA高知県(代表理事組合長 秦泉寺雅一)は、コロナ禍で休業中の高知サンライズホテル(代表者 古谷博)と、雇用における業種間連携を始めました。休業中に副業を希望するホテル従業員を対象に、農業求人情報サイト「あぐりマッチこうち」掲載案件を提案、希望条件等を確認し、現在9名が農業関連施設で就業しています。
2月22日に春野育苗センター(高知市春野)で4名が就業し始め、現在は、高知市のほか土佐市、南国市など県内4か所の農業関連施設で働いています。就業場所によって作業内容は異なり、水稲の育苗作業や花きの収穫、ニラの調整作業などに従事しています。
昨年の12月上旬、同ホテルは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う県内医療体制のひっ迫により、軽症者を受け入れるため休業することが決まりました。就業に対するモチベーション低下を懸念し、休業期間中の従業員の受け入れ先を模索する中、高知県を通じて、農業の労働力不足対策を行う当JAに情報提供があり、副業に向けた調整を開始。農作業現場や集出荷施設においては、3~6月の繁忙期を前に労働力確保が課題となっていることから、双方の需要がマッチし円滑な斡旋と雇用に結びつきました。
農業現場では、今後も繁忙期における労働力の不足が懸念されており、ホテル側でも、休業期間の延長等の対応や、繁忙期の人員確保が必要とされています。今回の取り組みをきっかけに異業種間連携を進め、「あぐりマッチこうち」を活用した助け合いの仕組みを構築していきます。
3月17日、普段はホールやフロント、調理師などホテル業務に従事されている方が、選別や箱詰作業に就業する様子をご紹介しますので、ぜひご取材ください。
1.取材日時:令和3年3月17日(水)午後1時~
2.集合場所:JA高知県 春野営農経済センター(高知市春野町西分512-2)
3.取材内容
・きゅうり選果場にて選別や箱詰作業に従事する従業員の様子やコメント
・高知サンライズホテル担当者のコメント
・JA高知県担当者のコメント
4.当日の対応者
高知サンライズホテル 営業本部長 古谷 氏
高知サンライズホテル 従業員 下元 氏
JA高知県 農業所得増大対策室 宗本