JAの特徴

高知県は全国有数の園芸産地
自慢の農畜産物を全国へ

高知県は、四国南部を占め、北に四国山脈をいただきに南に太平洋をひかえた扇状の地形をなし、その面積は四国の38%に及ぶ広大な地域を占めています。

自然豊かな高知県は農業が盛んに行われています。温暖な気候を利用して、ビニールハウスによる野菜や花き(花卉)の栽培も盛んで「園芸王国」と称され、ビニールハウスでの野菜の栽培は全国にその名を誇ります。

この他にも、水稲、果樹、茶や肉用牛(土佐褐毛牛)など、それぞれの地域の特性を活かした農業を展開しています。

野菜園芸

  • 野菜園芸
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県土面積84%を林野が占め耕地面積の少ない高知県では、冬季の温暖・多照な気候を利用して古くから野菜の早出し栽培に取り組んできました。昭和30年代以降には、ビニールハウスの急速な普及により、施設栽培を中心とした野菜園芸が定着し、発展をとげています。

また、近年では害虫の天敵となる昆虫などを利用した減農薬栽培や有機栽培など、環境に優しい農業への取り組みも進んでいます。

野菜園芸の中心である施設野菜は、海岸線に沿う平坦温暖部に産地が形成されており、なかでも安芸地区を中心とする県東部や高知地区などの中西部では、なす・きゅうり・ピーマン等を基幹品目とした大型産地が分布しています。

一方、露地野菜は、香美地区・土長地区を中心とした県中央部、高西地区・幡多地区など西部の水田地帯を中心に、早掘かんしょ・青ねぎ・しょうが・ブロッコリー・オクラなど地域の特性を活かした栽培が行われ、これらは地域の重要な作目となっています。

また、高西地区津野山地域、県中北部の土長地区れいほく地域などの中山間地帯では、雨よけ施設の導入を契機に夏秋期の米なす・小ナス・ししとうなどの栽培をはじめ、茶、肉用牛(土佐褐毛牛)などの生産も行われています。

果樹園芸

  • 果樹園芸
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山間部の多い高知県では、みかん(温州みかん)が多く栽培されてきました。しかし、全国的な生産過剰基調となり需給対策が始まった昭和50年代以降、みかん以外のかんきつ類やその他果樹などへの転換が進みました。

近年では、ゆずや文旦など特産果樹の栽培面積が多くなっています。 また、新高梨、ポンカン、小夏などの栽培も盛んです。

みかん、文旦では現在、消費者ニーズに対応するため、糖度センサー付きの選果機を導入するなど、付加価値を高めた販売に取り組んでいます。

花き園芸

  • 花き園芸
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  • 花き園芸
  • 花き園芸

花き園芸では、ユリ類(鉄砲ユリ、オリエンタルリリー、LAハイブリッドリリー等)やグロリオサを中心とする球根切り花類、トルコギキョウ、ソリダスター、宿根カスミソウ、スプレー菊等、施設切り花と洋ランを主体とする鉢物類が主要品目として生産されています。

主な生産地は、東部から西部にかけて海岸線に沿った平坦部を中心に形成されており、多日照という有利な条件を利用した冬季出荷を主体とする生産が盛んです。また、中山間地域においては、立地条件を活かした独自の花き産地形成へ取り組みがされています。

水稲

  • 水稲
  • 水稲
  • 水稲
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温暖、多雨、多照という早期米栽培にはこの上ない天候に恵まれた高知県では、適期、適地栽培の指導を行うと共に、この温暖な気象条件を活かした早期良質米の生産に取り組んでいます。

また、特有の自然条件と長い歴史の中で培われた農家の高い技術で栽培されるブランド米もあり、全国に先がけて味わえるおいしい新米とともに、全国で人気を集めています。

畜産

  • 畜産
  • 畜産
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乳用牛は、土長地区南国地域や高西地区、香美地区を中心に飼養されています。

中山間地域の土長地区れいほく地域や高西地区津野山地域では、肉用牛が多く飼養されており、高知県固有の品種である褐毛和種高知系(土佐あかうし)など、特徴ある畜産が展開されています。