仁淀川地区(旧:JAコスモス)の農業生産法人「コスモスアグリサポート」が本格稼働を始めた。基幹品目のトマト生産を軸に事業展開し、地域農業の生産拡大に力を入れる。トマト産地を担う新たな存在として期待がかかる。
同法人は、地域農業の担い手機能の発揮、新規就農者の育成などを目的に昨年9月に発足した。管内の日高村でロックトマト、シュガートマトを生産するほか、研修生を受け入れ地域の後継者確保にも取り組む予定。
栽培面の効率化を図るため、ロックトマトは水耕ロックウール栽培する。土耕栽培と異なり管理がしやすいのが特徴。ロックトマトは10月下旬から翌年6月、シュガートマトは11月下旬から6月まで収穫する。現在(2017年時点)、法人・JAの役職員が共同で苗の定植などの作業を行っている。
同法人の大原光鶴社長(JAコスモス専務)は「事業を何としても成功させる気持ちで、JAと法人が一体となって取り組んでいる」と話した。