地区からのお知らせ

サツマイモ畑のドローン実証試験🍠✨

JA高知県安芸地区の芸東集出荷場イモ部会の生産者、安芸農業振興センター室戸支所とJAは、室戸市吉良川町でドローン(小型無人航空機)を使った薬剤散布の実証試験を初めて実施しました!

   

同町は50年続くサツマイモ産地です。日当たりと水はけの良い肥沃な赤土で育ったサツマイモを、「西山きんとき」のブランド名で販売しています🍠✨柔らかい皮とほくほくとした食感が特徴です。

しかし、ここ数年、塊根が腐敗して収量が減少するサツマイモ基腐病が問題となっていました。夏場の農薬散布は過酷な重労働であり、近年は高齢化によって労働力不足にも陥っています。それらを解消するために、県が所有しているドローンを普及指導員が操縦してドローン散布の実証試験を行いました。今後はドローンによる防除で作業を省力化し、産地の維持拡大を図ります。

試験は、同町西山台地馬路地区の段々畑50㌃で実施。普段手散布を行う際は4時間かかっていましたが、今回は20分と時間も短縮されました!

現在、JAや振興センターでは「担い手不足」や「病害による収量低下」などの課題解決に向け取り組んでいます。その一歩として、各生産者のほ場位置を地図に落とし込み、基腐病の発生状況の把握や生産者への迅速な周知に取り組みを強化しています。