南国市営農改善会と南国地区土地利用型園芸農業研究会は12月9日、キャベツ収穫機の実演会を開きました。
国営農地整備後の園芸農業推進に向けた取り組みで、農家や行政関係者の他、JA職員ら約40人が参加。
8月25日に定植した早生品種「おきな」の収穫を実演しました。
南国市はもともと施設園芸が盛んな地域でしたが、本年度より国の国営農地緊急整備による基盤整備の計画に伴い、
土地利用型園芸農業の振興に力を入れています。今日までの取り組みの一環として、
JA高知県の出資農業生産法人㈱南国スタイルのほ場で実演を行いました。
実演したのは、ヤンマーアグリ株式会社のキャベツ収穫機1条刈り(大型)HC1400。
キャベツを掻込みホイルで引き抜き、ベルトで運びながらカッター刃で芯の中心を切断し、コンテナ台に乗った補助者が、機上で選別・調製します。
鉄枠コンテナ2基に800㌔の積載を可能とし、作業能率10㌃あたり2~4時間。
腰を曲げずに収穫しながら、選別・調整も行えるため、作業効率が大幅に上がります。
説明を行った同メーカーは、「手作業と比較すると作業効率が格段に上がるのでぜひ活用してほしいです」と話します。