JA高知県幡多地区の大方支所花卉(かき)園芸部会は10月15日、
黒潮町でハイブリッドスターチスの現地検討会を開催しました。
当日は、生産者やJA職員、幡多農業振興センター職員ら9人が参加。
3ヵ所の圃場を巡回し、生育状況や病害の有無などを確認しました。
同センターは今後の栽培管理について
「冬場に備えて加温の準備を早めに行い、
ハウス内の湿度管理を徹底し炭疽病などの病害防止に努めてほしい」
と生産者らに注意を促しました。
「ハイブリッドスターチス」は鮮やかな青紫色の小さな花弁が特徴的な花で、
ブライダルなどの業務需要と併せてアレンジメントや
ドライフラワーの花材として人気を博しています。
同部会では、今年からハイブリッドスターチス「ブルーファンタジア・ウェーブ」の栽培に着手。
昨年5月から3回にわたり、栽培が盛んな大分県の産地を視察するなど産地化を目指して下準備を重ね、
今年6月から黒潮町(大方南部)での栽培をスタートさせました。
現在は3戸の花き農家が20㌃でハウス栽培をおこなっています。
JA幡東営農センターの吉尾健太郎指導員は
「ハイブリッドスターチスは栽培面においてまだまだ課題は多いが、
将来的には大方南部の花卉生産の主となるような有望品目だと考えている。
県や町、生産者らと一丸となり、産地化を目指していきたい」
と意気込みを話します!
新たな品目「ハイブリッドスターチス」の産地化へ向け、大方南部の挑戦は続きます。