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鹿児島県喜界島発祥の「花良治」をご存知ですか?

鹿児島県喜界島発祥のカンキツ「花良治(けらじ)」をご存知ですか?

喜界島でも少量しか栽培されておらず、全国的にも非常に珍しいカンキツです。

 

花良治は、独特で爽やかな香りと素朴な甘さが特徴。皮の香りも強く、生食だけでなく薬味としても重宝されています。青玉は皮の香りが高く、黄玉になるにつれ果肉の甘みが増します。

花良治には、抗がん作用、血圧・血糖値上昇抑制、アルツハイマー病予防などの効果があるポリメトキシフラボノイドが多く含まれると言われています。

JA高知県安芸地区果樹部の岡宗俊介さんの園地で、今年も花良治の収穫が始まりました!

花良治の栽培は、2005年から岡宗さんの父・信明さんが始めました。信明さんは知人の農家から花良治を紹介され、その香りと味に惚れ込んだそう。花良治はかいよう病などになりやすく、二次感染の心配から他のカンキツ農家には敬遠されていましたが、マンゴーやライチなどの栽培が主だった信明さんは、少量から手探りで栽培を続けてきました。

現在は、約10㌃で約150本を栽培しています。青玉は10月下旬から、黄玉は12月初旬から収穫をはじめます。主に県内の飲食店などへ、注文に合わせて出荷しています。今年も12月にJA出荷を予定し、今後は青玉でのJA出荷も目指しています。

俊介さんは「花良治の個性的な香りと味に可能性を感じている。青果での販売拡大に加えて、商品開発した加工品なども作っていきたい」と意欲を見せてくれました。

県内では、主に安芸市のメリーガーデンや安芸駅ぢばさん市場、高知市のJAファーマーズマーケットとさのさとで販売中です。