JA高知県幡多地区は9月2日、
「しまんと農法米」の売り上げの一部を四万十川清流保全基金に寄付しました。
寄付金は四万十川の環境保全のために使用され、
関係する様々な事業の一助となります。
四万十市で行われた寄付式にはJA関係者や行政関係者、
しまんと農法米生産者ら10人が参加。
同地区本部の田中義造部長が中平正宏市長に対し、
寄付金の目録を手渡しました。
目録を受け取った中平市長は
「今年もまた、四万十川清流保全のために寄付していただき大変喜ばしい。
7月は雨が多く降ったが、生産者の方々の手腕により収量は安定している。
今後、市としてもしまんと農法米の生産者を後押ししていきたい」
と話しました。
しまんと農法米は、四万十川が約100年後の40010日後も清流であり続けることを願い、
同市が2015年に立ち上げた「40010日プロジェクト」の第一弾として
JAと連携して誕生しました。
品種はコシヒカリとヒノヒカリの二種類で、
「四万十川の保全に配慮した生産方法であること」
「生産物の売り上げの一部を環境保全活動の資金にすること」
以上の2つの要件を満たす米だけを、しまんと農法米として出荷・販売します。
具体的な栽培方法としては農薬5割減栽培(高知県慣行農法比)や、
畔を超えて濁水が水田の外に流出するのを防ぐ浅水代掻き法を取り入れています。
プロジェクト開始当初、栽培する農家は4戸でしたが、
現在では16戸と4倍に増え、それに伴い栽培面積、生産量も大幅に増加。
今年度は約 17・6ヘクタールで栽培し、65・5tほどの収穫を見込んでいます。
しまんと農法米はJAグリーンはた中村店と具同店で販売しており、
300g入り300円、5kg入り2200円です!
ぜひ、お買い求めください。