幡多地区の鳥獣対策専門員と幡多農業振興センター、四万十市の職員らは8月31日、
同市の水田に鳥獣対策用防護ネットを設置しました!
作業を行ったのは、同市立具同小学校の5年生が食農教育の一環として
「しまんと農法米」のヒノヒカリを栽培する約10アールの水田です。
近隣の田畑でイノシシなどによる農作物への被害が多数報告されていることを受け、
急きょ防護ネットの設置を決定。
迫る刈り取りへ備え、鳥獣への対策が講じられました。
参加者らは外周を囲うように5mほどの間隔で支柱を打ち込み、
隙間ができないよう丁寧に網を張りました!
今回使用した防護ネットは、愛媛県愛南町でネットを製造する三友漁網様が
同小学校のためにと無償で提供してくださいました。
社長の田中秀典さん(59)は
「過去にも、食農教育へ取り組む様々な学校へ防護ネットを提供してきた。
具同小の子どもたちにも、 ぜひ無事にお米を収穫して、農の大切さを実感してもらいたい。」
と話します。
また、同小で食農教育に取り組む広井暁教諭(32)は
「教え子たちのために、本当に沢山の方々がお力添えをして下さっている。
感謝の気持ちを忘れず、収穫の時を無事に迎えたい。」
と熱い思いを話しました。
この水田では68人が6月下旬頃に田植えを実施。
このまま順調に育てば、9月下旬から10月上旬頃には収穫を迎えます!