春野営農経済センターは7月18日、高知市立春野中学校の3年生89人に、出前授業を通じた食農教育を行いました。
出前授業は昨年、同中学校の授業の一環で、同センター職員が地元野菜について学生に話したところ、地元野菜を知らないと答えた学生が多かったことをきっかけに企画。地元の子供たちに自慢の農作物や食べ方、現代の農業における課題を知ってもらうことが目的です。
授業では、地域で栽培される作物や特徴紹介のほか、農業者や耕作面積が減っている現状について、食料自給率や国消国産の重要性について説明。また、地元生産者がおすすめするレシピの調理実習と試食を行い、家庭で料理してもらえるよう実習で使用したキュウリと新ショウガを提供しました。
参加した生徒は「春野町のキュウリ生産者数や面積に驚いた」「ショウガと新ショウガの違いを初めて知った」「新ショウガの香りが良くておいしい」「家でも料理を作ってみたい」などと話しました。
同センターの吉本光寛次長は「地域の農作物や、食の大切さが伝わったと感じ、活動の励みになった。今後も食農教育を通じて地域活性化につながる取り組みを企画していきたい」と話しました。